生物のからだの中ではタンパク質をはじめとする生体分子がお互いに相互作用することで、機能が創出されています。ですから、個々の生命機能に関わる生体分子を明らかにし、それらの分布を正確に見積もることができれば、生命現象の素過程や疾患原因の理解を深め、疾患の治療法を開発することにも繋がると考えられます。しかし、各タンパク質の存在場所と量を正確に知ることは現在の技術を用いても容易では有りません。そこで本研究課題では、既存の分子分布解析法の改良を行い、シナプスに発現する2種の分子分布をこれまでより高い空間分解能と感度で明らかにしました。
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