研究課題/領域番号 |
25570014
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研究機関 | 総合地球環境学研究所 |
研究代表者 |
宮嵜 英寿 総合地球環境学研究所, 研究部, プロジェクト研究員 (30455232)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 社会的弱者層 / 生存戦略 / 貧困削減 / 半乾燥熱帯 / 南アジア / インド北西部 |
研究実績の概要 |
平成26年度は、主に、自然資源利用の地域性を理解するための調査および在来農耕技術の調査をおこなった。 自然資源利用の地域性:家畜の資源利用把握のための、乾季(序盤・中盤・終盤)と雨季の4期間に小型GPSを用いて中家畜の放牧域計測を重点的におこなった。また、あるコミュニティにおいては井戸と耕地の位置情報をGPSで計測し、栽培作物などについての聞き取り調査をおこなった。 在来農耕技術の調査:遠藤仁(総合地球環境学研究所)を研究協力者として招へいし、伝統的農具(畜力牽引犂、畜力揚水井戸)および各コミュニティの家屋の平面図の記載をおこなった。加えて、伝統的農具である畜力牽引犂halについては、制作過程を映像として記録した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
農業生産性評価の調査が遅れているが、自然資源利用の地域性および在来農耕技術が明らかになりつつあり、おおむね当初の計画通りである。
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今後の研究の推進方策 |
生産性評価に関する調査をおこなうとともに、食の外部依存性の評価および極端気象などのショックへの社会ネットワーク利用について明らかにする。
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