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2015 年度 研究成果報告書

幸福の哲学を経験科学と繋ぐための基礎的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 25580007
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 哲学・倫理学
研究機関関西福祉科学大学 (2015)
南山大学 (2013-2014)

研究代表者

鈴木 真  関西福祉科学大学, 社会福祉学部, 准教授 (30536488)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード哲学 / 倫理学 / 幸福・不幸 / 経験科学 / 測定
研究成果の概要

本研究では、幸福とその測定に関する哲学研究を、経験科学における研究と接続することを試みた。とりわけ、哲学、特に倫理学において重要な、誰かにとっての善としての幸福(福利)とは何かという問を再考し、その意味の幸福が自然界ではどのような物事に存しているかを、心理学や脳神経科学などの経験科学の知見にもよりながら検討し、福利に関する一種の反応依存説(好み依存説)を擁護した。また、心的状態が経験に適応するという事態が反応依存説に問題を引き起こすという批判を論駁した。そして、各人の幸福が測定や比較が可能なものとして存在すると主張するには、誰かにとっての善に関する想定を現実を踏まえて弱める必要があると論じた。

自由記述の分野

哲学

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公開日: 2017-05-10  

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