研究課題/領域番号 |
25580044
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
芸術一般
|
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
知足 美加子 九州大学, 芸術工学研究科(研究院), 准教授 (40284583)
|
連携研究者 |
竹之内 和樹 九州大学, 大学院芸術工学研究院, 准教授 (90207001)
吉永 幸靖 九州大学, 大学院芸術工学研究院, 准教授 (60304854)
石井 達郎 九州大学, 大学院芸術工学研究院, 助教 (10363392)
|
研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
|
キーワード | 修験道美術 / 3Dデータ / 磨崖仏 / 英彦山 / 清水磨崖仏 / 青木磨崖仏 / 月輪大梵字 |
研究成果の概要 |
本研究は、まず3Dデータ化を用いて英彦山修験道美術である今熊野窟磨崖石仏について破損前の形状の復原を行った。その結果勢至菩薩像、覆屋内の観音菩薩像を両脇侍とする阿弥陀如来座像が、崩落した岩石の表面に全高約198cm、像高約136cmのスケールで彫刻されていたという推測に辿り着いた。英彦山修験者が制作した鹿児島県の清水月輪大梵と鹿児島県の青木磨崖仏について崩落前の磨崖面を復原し、阿弥陀如来を重視した天台系英彦山修験の世界観を示している可能性を示した。修験道が阿弥陀信仰と深く結びついていたこと、九州の磨崖仏の造立動因が、大陸(元王朝)との関係にあることを示した。
|
自由記述の分野 |
彫刻、芸術学
|