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2015 年度 実績報告書

視覚創作系と聴覚創作系との双方向的置換の試み

研究課題

研究課題/領域番号 25580045
研究機関宮城大学

研究代表者

日原 広一  宮城大学, 事業構想学部, 教授 (30404833)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード視覚 / 聴覚 / 置換 / 双方向性 / ハイパーメディア / 色相 / 音律 / 知覚
研究実績の概要

前年度の課題(キャリブレーションの不調)について、プログラムによる対応が困難だと判断し、走査可能の色域を256色に限定し、それぞれのセンサ毎に色値を読み込む手動的方法による対応をとった。そのために読み込み色値の総数は、数万を超えることとなった。
また、前年度において対応できなかった、「視覚試料(色面)と聴覚試料(音階)との印象の比較調査」について実施をこころみたが、両者創作物の性質が異なる点(前者が二次元的試料であるのに対し後者が時間軸をもつ試料)が問題を生じさせた。具体的には比較実験の際、単に色面を連結型色センサによって順番に走査するという方法であると、そこに「無作為性の問題」が発生することが判明した。そこでその解決策として考えたのが、試料となる色面を複数個の「色チップ」に細かく分解したことである。それらを風力によって巻き上げ、下面に上に向けて設置した色センサにより走査する方法をとることによって「ランダム性」を発生できた。本年度においてはその装置の制作をし、現在その調整中である。また本年度については「音→色変換」装置_ポータブルについての制作を行った。※指定URL参照。
これまでの三年間における本研究及び制作についての主な成果品は以下などである。① 色センサチップ×36個、② 「色→音変換」装置/2-1_色相型×1set、2-2 _RGB型×3sets、2-3 _MIDI型×1sets、③ センサー/3-1_5連型×2、3-2_15連型×1、3-3_22連型×1 ④ 風力型色→音変換装置×2、⑤「音→色変換」装置_ポータブル。※成果品については指定URL参照。
本研究についてはH28年度科研にて申請していた#16K12677「「色音変換発音装置」を利用した視覚障害者用誘導システム」において、本研究結果が応用されることとなる。今後は本研究を受け継ぎさらなる発展を目指したい。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 備考 (2件)

  • [備考] 視覚創作系と聴覚創作系との双方向的置換の試み

    • URL

      http://hihara5.wix.com/hiharakakenn00

  • [備考] 音の出る色、色になる音

    • URL

      http://www.d-hihara.jp/unisence/

URL: 

公開日: 2017-01-06  

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