期待される成果は、学芸員トークをインターネット上で配信するキュレーターズTV(CTVと略)のコンテンツを増やし、美術館へのアクセシビリティを高める実践的部分と、この試みに対してアンケート調査を行い、その評価によってベターなものとするための提案を行う分析的部分の2つである。コンテンツ制作に関しては、収録は100件以上行い、そのうち65件を本研究期間中に新たにウェブサイトにアップロードして、プラットフォームとしての充実をはかった。アンケート調査(417サンプル)の結果によれば、CTVを見て美術館に行ってみたいと思うようになった者が80%を超え、CTVの歴然とした効果を示す結果が見られた。
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