研究課題
挑戦的萌芽研究
手話や舞踊等の身体表現の視線が、どこまで言語記号・パラ言語記号であるかを検討し、それ以外の規則的な視線も含め、記述可能な視線を抽出し、記述法を開発した。いくつかのシステムを比較して「見せる」視線は基本的には何かを見ることを人に読ませるシステムであることがわかった。最も複雑な規則を持つ日本手話の視線をアイトラッカーやPV Studioを使って分析した。またELANを使って他の身体記号との共起も記した。インド舞踊のテキストに使われている目の動きを記号化した図も応用したが、視線の方向は記述できても、ターゲットへの距離を特定するための記述方法を開発することは極めて難しく、更なる研究が必要である。
言語学