研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究は空中写真の分析と現地の住民への聞き取り調査により、ラオス北部の一地域における1940年代以降の土地利用の変化とその要因を明らかにしようとした。その結果、これまでほとんど明らかにされてこなかった第二次インドシナ戦争(ベトナム戦争)の時期(1960-75年)の土地利用変化を詳細に検討することができた。対象地域では、この時期に戦争の避難民が数多く移住し、未利用地の開拓が進んだ。それはかなりの森林消失をともなうものであった。
人文地理学