研究課題
平成26年度は、個々のメンバーは平成25年度に扱ったトピックを拡張、反転させると共に、全体研究集会(3回)では本研究に関心があり、他のトピックやテーマを取り扱っている人類学者を講師として招聘した。これにより、新しい人類学の研究領域である「宇宙人類学」が研究テーマとする際にいかなる研究テーマ、トピックが可能かどうかの踏み込んだ検討を行っ。その上で、「宇宙人類学」の方法論的アプローチ、基本的コンセプトを再検討した。様々なトピックやテーマ領域が考えられる中で、当面の研究課題を、(1)社会フェイズ。宇宙関連産業および製造業における技術の問題、宇宙観光、宇宙関連施設と地域社会との関係など、(2)コミュニケーションフェイズ、言語、非言語コミュニケーション論の視点から宇宙空間、宇宙と地上とのコミュケーションなど、(3)認知・身体フェイズ。宇宙空間における認知体系、身体的変容の問題(4)文化フェイズ。宗教と宇宙開発、映像などのメディアと宇宙・宇宙開発のイメージと関係など、と4つのファイズを設定するに至った。平成26年度は(1)に関連し、JAXAの協力を得て、JSE oral History Project(日本の宇宙開発技術者に関するオーラルヒストリー調査)を試行的に開始した。この成果を踏まえ、平成27年度科学研究費補助金に応募し、採択された。また平成26年度は本プロジェクトの成果を積極的に国内外の学会、研究会で発表するとともに、社会への発信に努めた。IUEAS(国際人類学民族科学連合)でのセッション組織、研究発表、JAXA研究レポート(英文)さらに『宇宙人類学の挑戦」を刊行した。
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JAXA Reseach and Development Memorandum
巻: RM-14-012E ページ: 1-28
巻: RM-14-012E ページ: 35-44
巻: RM-14-012E ページ: 45-50
巻: RM-14-012E ページ: 51-62
巻: RM-14-012E ページ: 63-70
月刊みんぱく
巻: 39- 2 ページ: 2-4
こころの未来
巻: 13 ページ: 34-37
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