2015 年度研究成果報告書

財の多様化と物権法の再構築――「財の法」の構築を目指して

研究課題

研究課題/領域番号	25590019
研究種目	挑戦的萌芽研究
配分区分	基金
研究分野	民事法学
研究機関	早稲田大学
研究代表者	吉田克己早稲田大学, 法学学術院, 教授 (20013021)
研究期間 (年度)	2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード	財の多様化 / 物 / 帰属関係 / 所有権 / 身体 / 負財 / 環境利益 / 集合的利益
研究成果の概要	現代社会における「財」は、その多様化を特徴とする。本研究の目的は、財に関わるそのような現代の新たな法現象の全体像を解明し、それぞれの財にふさわしい法的構成を整序しようとするものである。研究の結果、第一に、財の多様化という現代的法現象を具体的に分析することができた。第二に、身体論や土地所有権論、また負財論など、各論的にいくつかの問題領域において、それぞれの財にふさわしい法的構成の考え方を提示することができた。これらは、「人の法」と並ぶ「財の法」の構築に寄与しうる成果である。
自由記述の分野	民事法