研究課題
挑戦的萌芽研究
東日本大震災で展開された人材支援の動向を分析し、自治体間の連携のあり方をまとめた。制度的には、被災地支援は県内の自治体やブロック単位の地方圏が想定され、中央政府の指導の下で展開されるスキームであったが、この災害は規模が大きいうえに原子力発電所も被災したことで、被災者は全国に広がり、支援する市民・NPO、自治体との関係形成が論点となった。研究成果は、災害支援の基本であった中央政府・県・市町村の縦型支援構造の限界とともに、市民・NPO、自治体の地方間ネットワーク支援の有効性が明らかとなった。
政治学