研究課題
挑戦的萌芽研究
体制転換期(1988~1989年)のハンガリー外交について、ソ連、東ドイツ、ルーマニアとの関係に焦点をあてて考察した。2013年度には、カーダール書記長の退陣にいたるまでの対ソ関係を分析した。次に、2014年度には、西ドイツ亡命を希望する東ドイツ市民へのオーストリア国境の開放をめぐる東ドイツとの交渉過程を検証した。最終の2015年度には、1980年代後半の難民流入をめぐるルーマニアとの関係を中心に論じた。研究を進めていく過程で、体制転換の国際的背景としてのヒトの移動の自由の重要性を理解できた。
政治学