研究課題
挑戦的萌芽研究
地域紛争や国際環境破壊などの今日われわれが経験する多くの問題の核心は、関係者間における利害と行動の調整であり、それは交渉により行われている。本研究では、集団内部でどのような交渉が行われ、それがどのような行動を引き起こすのかに関する実験研究を行った。社会心理学の分野で開発された先制攻撃ゲームでは、集団は個人に対してより攻撃的になることが観察された。また、2人ゼロサムゲーム状況において集団は個人に比べてよりナッシュ均衡予測と整合的な(より合理的な)行動をすることが観察された。
ゲーム理論・実験経済学