• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2015 年度 実施状況報告書

神楽による地域人材育成と地域の再生:新しい経営学「地域資源開発経営学」の構築

研究課題

研究課題/領域番号 25590080
研究機関星城大学

研究代表者

赤岡 功  星城大学, その他部局等, 学長 (10025190)

研究分担者 平野 実  県立広島大学, 経営情報学部, 教授 (00405507)
赤岡 美津子  星城大学, 経営学部, 特任教授 (00460626)
日隈 健壬  広島修道大学, 人文学部, 教授 (40090229) [辞退]
崔 俊  星城大学, 経営学部, 教授 (50387908)
濱田 康行  道都大学, 経営学部, 教授 (80156405)
藤井 秀樹  京都大学, 経済学研究科(研究院), 教授 (80173392)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2017-03-31
キーワード地域資源開発経営学 / 相互革新 / 広島神楽 / からくり山車祭り / まちづくり / ひとづくり / モノづくり
研究実績の概要

広島での神楽や、愛知・知多で盛んなからくり山車祭りなどを、「地域の資源」ととらえ、そのさらなる発展を期するなかで、地域人材の育成と地域の発展をはかるために、新しい経営学「地域資源開発経営学」の構築を行うことをめざし、研究調査を行ってきた。この目標を効果的に達成するため、全国学会として「地域資源開発経営学会」を組織し、広島市で2回と愛知県東海市で1回、全国大会を開催してきた。
そのなかで、広島の神楽は、伝統的神楽から、新しい神楽が生まれ、それが既存伝統神楽の変革を促すなど、神楽団間の相互作用、相互革新のなかで、イノベーションが行われ、広く市民や行政、高校、大学を含めた交流、協力のなかで、地域の「ひとづくり」「まちづくり」に資していることが明らかになった。
そして、神楽に加えて愛知・知多のからくり山車祭りの研究が行われて、「からくり」への関心が、産業界の活動と相互作用して、地域全体のイノベーション志向の強さにつながり、産業発展に大きく貢献していることがわかってきた。愛知県の工業出荷額は、47都道府県中で、第2位の神奈川県と3位の大阪府の出荷額の合計よりも大きいという、抜群のものづくり力をもたらしているとみられる。
強い革新志向は、工業だけではなく、農業においても、品種開発など新製品だけでなく、新生産方法、新市場開拓等広くみられる。また、革新の担い手に、商業高校等、高校がみられることも注目される。
こうした成果を踏まえ、アンケートとインタビューを行い、地域資源開発経営学の構築を行うことができるとみられ、広島など、各地の「ひとづくり」、「まちづくり」に生かすことにより、各地の「豊かな社会」実現に接近できる。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

本年度は、研究代表者の怪我により42日間入院加療の為、研究調査に大きな支障が生じた。

今後の研究の推進方策

地域資源開発経営学について、既存の学会で報告し、その構築をすすめる。からくり山車祭りの担い手にインタビュー調査を行い、地域との関係、他の山車祭り団体との相互作用との関係について調査する。
東海市は、産業と自然といきものと人の住みよい環境が共存し、伝統文化の継承発展が見られる。それを実現しているのは、市民、行政、企業と学校(特に高・大)である。これらの全体を地域資源開発経営として理論的・実証的に研究する。
その一部は、本年7月17日の地域資源開発経営学会第5回大会で報告する。

次年度使用額が生じた理由

研究代表者の怪我により42日間入院加療の為、研究調査が中断し、研究会も開催できない期間が長くなった。

次年度使用額の使用計画

これまでの研究成果を発表し、議論して、全体の研究をまとめ、今後の資料とするため
研究会を3月に開く予定が遅れた。そこで7月に、日本地域資源開発経営学会の第5回全国大会のなかで、成果をとりまとめ、更なる研究に生かす予定である。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2016 2015

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (3件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 仕事観が変わる 公益法人の経済教室2016

    • 著者名/発表者名
      濱田康行
    • 雑誌名

      公益・一般法人

      巻: (916) ページ: pp.60-71

  • [雑誌論文] 男女共同参画、今・昔2016

    • 著者名/発表者名
      赤岡美津子
    • 雑誌名

      中部経済新聞

      巻: (23141) ページ: 4

  • [学会発表] 東海市の世界的地域資源を考える2016

    • 著者名/発表者名
      赤岡功
    • 学会等名
      日本地域資源開発経営学会第5回全国大会
    • 発表場所
      星城大学(愛知県東海市)
    • 年月日
      2016-07-17
  • [学会発表] 教育カウンセリングの思想と手法を1日の学校生活に生かす2016

    • 著者名/発表者名
      赤岡美津子
    • 学会等名
      日本教育カウンセリング学会京都支部会
    • 発表場所
      京都華頂大学
    • 年月日
      2016-02-03 – 2016-02-03
  • [学会発表] 地域の祭りと地域の発展:イノベーションと祭り2015

    • 著者名/発表者名
      赤岡功
    • 学会等名
      日本地域資源開発経営学会第4回全国大会
    • 発表場所
      星城大学(愛知県東海市・知多半島)
    • 年月日
      2015-07-12 – 2015-07-12
  • [図書] 『ビジネス経済応用』2015

    • 著者名/発表者名
      伊東光晴・赤岡功編著
    • 総ページ数
      191+6
    • 出版者
      実教出版

URL: 

公開日: 2017-03-16  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi