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2013 年度 実施状況報告書

映像コミュニケーションによるナレッジマネジメントに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 25590085
研究種目

挑戦的萌芽研究

研究機関日本大学

研究代表者

児玉 充  日本大学, 商学部, 教授 (90366550)

研究分担者 高橋 淑郎  日本大学, 商学部, 教授 (00211342)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード経営情報 / 経営戦略 / 経営組織 / イノベーション
研究概要

H25年度の研究成果では、social softwareとしての「Video-based information network (VIN) tools」が、business activitiesにおいて時空間を越えた新たな「知(Knowledge)」の創造を促進するイネイブラーであることを提示できた。VIN tools が提供する新たなinsightsの1点目は、「多様なコミュニケション&コラボレーション効果」にある。VIN toolsの有する映像、音声、データを組み合わせ、加工したリアルタイムコミュニケーション&コラボレーションの機能が、企業独自の固有の利用形態を生み出していく点にある。2点目のinsightは、VIN tools活用による「新しいビジネスネットワークの形成」と「knowledge creation activitiesの促進」にある。
本研究ではこのknowledge creation activitiesを促進する4つのorganizational capabilityの要素(ICT application capability, Creative dialogue capability, Context architect capability, Boundaries consolidation capability)を提供する。そして本研究では、これら4つのorganizational capabilitiesのダイナミックな関係性が、ビジネスネットワーク形成を促進しknowledge communitiesの形成・維持・発展を促し、新たなknowledge creationにつながることを明らかにした。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

1: 当初の計画以上に進展している

理由

H26年度の査読付国際ジャーナル(Knowledge and Process Management: Wiley)に修正なしで受理された(accepted as it is)。このため追加データの盛り込みや解釈など当初予定していた研究業務を大きく削減できた。

今後の研究の推進方策

複数の製品分野における開発組織においてVINツールがどのように活用され、ICT Capabilityが発揮されているかの調査研究を推進する。このために製品開発における組織体制を詳細に調査し、固有の組織体制とVINツールの活用形態との相互関係を分析する。つまりどのような製品開発に対していかなる組織体制が構築され、該当の組織体制でいかにVINツールを活用し、ICT Capabilityを発揮していくかの分析視点が重要であるかと考えている。

次年度の研究費の使用計画

海外の国際ジャーナルに掲載が決定したのだが、リプリントの支払いで年度をまたいでの支払処理が必要となったため。
掲載可となった国際ジャーナルペーパーのリプリントの支払

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Managing knowledge through video-based communities2013

    • 著者名/発表者名
      Mitsuru Kodama
    • 雑誌名

      Knowledge and Process Management

      巻: 20(6) ページ: 256-276

    • DOI

      10.1002/kpm.1422

    • 査読あり

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公開日: 2015-05-28  

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