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2013 年度 実施状況報告書

医療BSCの利用領域拡大と応用のイノベーションに関する国際比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 25590086
研究種目

挑戦的萌芽研究

研究機関日本大学

研究代表者

高橋 淑郎  日本大学, 商学部, 教授 (00211342)

研究分担者 高橋 昌里  日本大学, 医学部, 教授 (60328755)
劉 慕和  日本大学, 商学部, 准教授 (90349952)
児玉 充  日本大学, 商学部, 教授 (90366550)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワードBSC / イノベーション / 利用方法 / 評価
研究概要

初年度の研究計画通り、まず、BSCに批判的論文、Nørreklit, H.H. (2003) “The Balanced Scorecard: What is the Score?  A Rhetorical Analysis of the Balanced Scorecard.” Accounting, Organizations and Society. 28, pp.591-619に見られるような批判な論文等と事例を収集したが、BSCに対して正面から批判する論文や書籍はすくなく、部分的な批判が主流であった。②その批判に共同研究者で議論し、課題を絞り込みをおこなったが、まだ議論が十分でなく、現在も行っている。本円の5月中には結果をさせると考えている。③世界各国での医療BSCの利用を事例や論文を、2009年のPink, G.H., Zelman, W.N.および髙橋の論文の枠組みを使用して収集した。2009年以降150本を超える論文を収集した。特に、ドイツの文献を中心に収集した。また、共同研究者である髙橋昌里によって、我が国で初めての小児科、さらには小児腎臓部門のBSCの作成と運用から課題を見出している。文献収集したものを現在、2009年のPink, G.H., Zelman, W.N.および髙橋の論文の枠組みを使用して収集し分類する。④最初に使用した枠組みを、今回の調査と①②の成果を踏まえてフレームを再検討しつつある。そこで明らかになってきたことは、BSCの利用の広がりは、医療領域の方が、企業などでの利用よりも幅広く行われてきていることであった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

初年度であったので、資料収集と分析および分析枠組み評価のみをこなった。資料取集が順調に進み、分析もおおむね予定通りである。しいて言えば、BSCへの批判的論文の評価が予定通り進んでいないが、これも5月、6月には終了するので、本研究の全体の進捗には大きな影響はない。

今後の研究の推進方策

今季は、国別・地域別に医療BSCの様々な事例や論文を収集し、錯塩から行っているPink, Zelman and 髙橋の2009年の分析枠組みを使用して整理・分析する。それに加味して、前年度のインタビューからの質的分析もこの時期に進める。

次年度の研究費の使用計画

旅費を節約した。一方、翻訳代が予定よりも増加した。したがって、そのアンバランスから残額が生じた。
次年度は、旅費でその使用に充てたい。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] カナダ・オンタリオ州でのhospittal funding system改革プロセスの考察2013

    • 著者名/発表者名
      髙橋 淑郎
    • 雑誌名

      商学集志

      巻: 83(3) ページ: 49-80

    • 査読あり

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公開日: 2015-05-28  

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