国際ジャーナリズム大会(伊・ペルージャ4/30~5/4)に参加し、データクリエイティブー広告表現手法の開発に役立てるため「The year in Data Journalism」、「Data Journalism goole : maps」等を聴講し、最新のデータ・ジャーナリズム手法を修得した。 25年度の「カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル2013」視察体験と今回の国際ジャーナリズム大会をもとに論文「データクリエイティブージャーナリズムと広告の融合」を執筆し、日経広告研究所報277号で、掲載された。本稿では、「ジャーナリズムと広告の融合」の中で、広告からジャーナリズムへのアプローチを起点に、データ・ジャーナリズム手法を広告クリエイティブ分野に応用する、新たな広告表現手法「データクリエイティブ」について提唱した。また、9月から10月にかけてNYデジタルエージェンシー視察も行ない、現地の担当者と接触しデータクリエイティブの考えを伝え、賛同が得られた。 12月7日日本広告学会の全国大会で、「データ・クリエイティブー広告クリエイティブのイノベーション」を発表した。Web媒体でEvidence basedな企業広告の開発「データクリエイティブ」は、新たな企業広告の開発につながる可能性をもっている。従来のイメージ広告から脱皮し、Evidence basedな広告表現に結び付く、インプレッションと説得性を併せ持つ、企業広告スタイルを確立することによって、新たな広告の需要喚起を促す効果が期待できることをアピールした。 そして「データクリエイティブ」の理論構築をもとに、ブロトタイプ制作を行なった。具体的には、研究分担者西村氏の協力を得て、商社の企業広告を想定した、OECD/WTO 付加価値貿易(TIVA)指標を用いた商社の取引を地図上にマッピングし、可視化を行った。
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