信頼社会とはどのような社会でいかに信頼社会を構築できるかに関する学際的研究。社会学研究の結果、一般的な他者への信頼感において高信頼国とは経済的な成長や成功よりも社会的公正さの指標が高い平等志向の政策をとる国々であった。国際関係論から、国家間の関係における信頼醸成にとって重要な問題は、相互信頼や和解、多様性の中の共存、市民社会や若者の相互交流の育成などであるが、パワーシフトの状況の中で、ゼノフォビアや対立が顕在化している。「信頼」の社会経済史的検討を行った。グローバル経営の観点からは、中国やアジアにグローバル進出している日系企業において、相手国との信頼醸成について異文化融合の視点から検討した。
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