日本における病・障害当事者による災害支援活動の歴史について、支援活動を担う当事者団体に着目し、それらの団体が病・障害当事者運動組織から再編されてきた歴史を組織間ネットワーク研究から明らかにする。本研究は、日本における病・障害当事者による災害支援活動の歴史について、支援活動を担う当事者団体に着目し、それらの団体が病・障害当事者運動組織から再編されてきた歴史を組織間ネットワーク研究から明らかにする。 本研究は、(A)当事者活動として組織的に災害支援に関わっていく歴史的資料のアーカイヴ構築、(B)活動の社会過程に関する実証研究にもとづいておこなわれる。まず、(A)について戦後における病者・障害者に関するデータを網羅的に収集する。平成25年度は、(A)に関する取組みとして、アーカイヴス構築のためのデータ収集として、(1)災害時における病者・障害者支援に関するデータの収集、(2)戦後の震災・災害時の病者・障害者に関する事例の収集を集中的におこなった。これらのアーカイヴスは、平成26年度以降の基礎的なデータとなる。
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