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2014 年度 実施状況報告書

福祉施設入所児童への外部アドボカシー導入研究:ICAS提供モデルの構築

研究課題

研究課題/領域番号 25590151
研究機関熊本学園大学

研究代表者

堀 正嗣  熊本学園大学, 社会福祉学部, 教授 (60341583)

研究分担者 農野 寛治  大阪大谷大学, 人間社会学部, 教授 (30300338)
鳥海 直美  四天王寺大学, 人文社会学部, 准教授 (00388688)
久佐賀 眞理  長崎県立大学, 看護栄養学部, 教授 (10312167)
栄留 里美  鹿児島国際大学, 福祉社会学部, 講師 (60708949)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワードアドボカシー / 児童養護施設 / 障害児施設 / 権利擁護
研究実績の概要

2014年4月研究会では、栄留里美氏(研究分担者)より「児童養護施設における子どもの権利代弁機能の検討」と題する報告を受け研究協議を行った。また、児童養護施設及び障害児施設職員へのアンケート調査票の検討及び2014年度研究計画及び予算に関する検討を行った。
5月研究会では、アンケート調査票及び添付書類の検討・送付先の検討を行った。6月・7月にかけて大阪府下の全児童養護施設・障害児施設の職員への郵送法によるアンケート調査を実施した。
7月研究会では、訪問調査対象施設の中間整理・日本子ども虐待防止学会でのシンポジウムに向けての協議、障害児施設職員訪問調査の内容と方法についての協議を行った。
8月研究会では、児童養護施設及び障害児施設職員アンケート調査の分析、訪問面接調査の詳細について協議した。9月には、25施設(児童養護施設17施設・障害児施設8施設)への職員訪問面接調査を実施した。また9月14日には、第20回日本子ども虐待防止学会学術集会において、「大阪における独立子どもアドボカシー提供モデルの構想」と題するシンポジウムを開催した。9月研究会では職員への訪問面接調査の実施状況と分析方針に関する協議を、11月・12月研究会では主として職員面接調査の分析を、また2015年2月・3月の研究会では、2015年6・7月に実施する児童養護施設・障害児施設入所児童インタビュー調査の対象・方法・内容・関係機関事前協議などについて検討した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

施設職員を対象としたアンケート調査及び訪問面接調査を予定通り実施することができ、また学会においてシンポジウムを開催し、研究成果の一部を報告することができた。さらに概ね月1度研究会を開催し、調査実施に向けての協議・調査結果の分析を行った。
一方、本年度予定していた児童養護施設及び障害児施設入所児童へのインタビュー調査は、調査実施に向けて関係機関との事前協議・事前準備を綿密に行う必要があることから、2015年6月及び7月に延期をした。

今後の研究の推進方策

2015年6月には児童養護施設入所児童へのグループフォーカスインタビューを実施し、7月には障害児施設入所児童への訪問個別面接調査を実施する。現在調査実施に向けての準備の最終段階に入りつつあり、調査方法・インタビューガイド等に関して詳細な検討を行っている。
7月・8月・9月・10月の研究会では、調査結果を分析しICAS導入のニーズとバリアを解明し、さらにICAS提供モデルの構築を行う。11月・12月に、ICAS提供モデルの検証を行うためにICAS提供モデル検討会を開催し、2016年1月にはICAS提供モデル検討会報告会を開催する。その成果を踏まえて、2016年2月・3月に報告書を執筆し調査協力者・関係機関に配布する。

次年度使用額が生じた理由

2014年度に予定していた児童養護施設及び障害児施設入所児童インタビュー調査を2015年6月・7月に延期したため。また2015年度のインタビュー調査、研究会開催、検討会開催、報告会開催、報告書作成・送付に備えて、研究費の支出を控えたため。具体的には、旅費・宿泊費・日当の一部の請求を行わなかった。

次年度使用額の使用計画

児童養護施設及び障害児施設入所児童インタビュー調査、研究会開催、検討会開催、報告会開催、報告書作成・送付に係る旅費・謝金・会場費・印刷費・郵送費等に使用する予定である。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2014

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (4件)

  • [雑誌論文] 子どもアドボカシー入門―子どもの声がおとなに届くために2014

    • 著者名/発表者名
      堀正嗣
    • 雑誌名

      部落解放

      巻: 694 ページ: 92-100

  • [雑誌論文] 児童養護施設入所児童に対する権利代弁機能の検討2014

    • 著者名/発表者名
      栄留里美
    • 雑誌名

      鹿児島国際大学大学院学術論集

      巻: 6 ページ: 9-19

    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [学会発表] 大阪における独立子どもアドボカシー提供モデルの構想2014

    • 著者名/発表者名
      堀正嗣
    • 学会等名
      日本子ども虐待防止学会
    • 発表場所
      名古屋国際会議所
    • 年月日
      2014-09-14
  • [学会発表] 児童養護施設における子どものアドボカシー2014

    • 著者名/発表者名
      農野寛治
    • 学会等名
      日本子ども虐待防止学会
    • 発表場所
      名古屋国際会議所
    • 年月日
      2014-09-14
  • [学会発表] 障害児入所施設における子どもの意見表明権を巡る現状と課題2014

    • 著者名/発表者名
      鳥海直美
    • 学会等名
      日本子ども虐待防止学会
    • 発表場所
      名古屋国際会議所
    • 年月日
      2014-09-14
  • [学会発表] イギリスの独立子どもアドボカシーサービスの概要2014

    • 著者名/発表者名
      栄留里美
    • 学会等名
      日本子ども虐待防止学会
    • 発表場所
      名古屋国際会議所
    • 年月日
      2014-09-14

URL: 

公開日: 2016-05-27  

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