研究課題
挑戦的萌芽研究
3人の人が会話をしている場面の静止画を1.5秒間観察する条件では、TD者は3人の人物全員の顔を固視したが、ASD者は中央の人物の顔だけを固視した。3人の中で誰が中心話者かを3択ボタンで答える条件では、ASD者の方がTD者よりも反応時間が長いものの、ASD者もTD者同様、3人全員の顔を固視した。以上より、ASD者には社会的場面において参加者全員を自発的に見渡すスキルを習得するための支援が必要であると考えられた。
臨床発達心理学