研究課題/領域番号 |
25590207
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
野村 弘平 大阪大学, 人間科学研究科, 研究員 (40648672)
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研究分担者 |
森川 和則 大阪大学, 人間科学研究科, 教授 (70312436)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 色彩 / 順応 / クオリア |
研究概要 |
1、「色彩転換メガネ」を発注、作成した。本装置はそれ自体がこの実験のために新奇に考案されたものであり、この作成自体が本研究の重要な一歩である。作成業者との打ち合わせを複数回行い、どのような機能が必要か、研究上何が求められているのかを入念に確認した。使用する装置の種類、バッテリーの持続時間、操作性等について技術的な問題があったが、作成業者との打ち合わせの上で解決し、装置を完成した。/2、大学内の倫理審査機関の要請により、「色彩転換メガネ」を装着して行動する予備実験を行った。装着しての歩行、階段の昇降などを第三者の立ち会いの下で行い、その安全性を確認した。これにより、倫理審査機関より、本実験を遂行する認可を得た。/3、実験において参加者に対して行うテストを考案し、そのための装置、備品を購入した。PC上で行うテストについては、必要なプログラムを作成した。/4、本体部分の電力をカメラが大きく消費することが判明したため、カメラについては本体とは独立のバッテリーを使うこととした。カメラ部分のバッテリーの持続時間が不足であったため、追加のカメラを購入し、バッテリー切れに応じて交換しながら使うこととした。/5、日本心理学会の大会に参加し、本実験に関係する分野についての最新の知見を収集した。/6、本実験を開始した。本実験は継続中であり、26年度に於いても引き続き行うものである。/7、「色彩転換メガネ」の装置に、バッテリーの不具合、内部の回線の接触不良による不具合が生じ、それぞれ業者に連絡して修理を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
進展度は当初の予定より「やや遅れている」といえる。その理由は「色彩転換メガネ」の作成に、業者が見積もり以上に手間取ったこと、加えて本装置はいわば「手作り」であるため、装置に予想以上に不具合が多かったことによる。一つには、内部のバッテリーの消耗が予想以上に激しく、充電不能となったため、業者に送付して交換修理する必要があった。また、内部の回線に接触不良が生じ、やはり業者に送付して交換修理する必要があった。 とはいえ、遅れは大きいものではなく、また不具合についてはすでに把握されているため、26年度は本実験を重ねていけるものと見込んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
26年度は被験者をさらに募集し、本実験を重ねていくことを予定している。年度の後半に於いては英文の論文を作成し、校閲業者の監修を経た上で海外の学術雑誌に送付することを予定している。
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次年度の研究費の使用計画 |
本実験に於いては、備品は数万~数十万円単位、参加者への謝金は4~5万円である。未使用金額は約2万円であり、この金額が残ることは不自然ではないと考える。 次年度の支出は主に実験参加者への謝金となる。次年度使用額も謝金として使われると考える。
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