大学生は、「東南アジアにおける英語使用」と「東南アジアに精通することの意義」が不明確になっていることが原因で、東南アジア留学の選択肢が広がらない。そのため、東南アジア留学の位置付けがまだ混沌としていることを本研究では示唆した。こういった学生の考え方に対して、現在のAESANへの社会的要請に合致した留学先選択を促すために、「世界英語」、「教育環境」や「日系企業動向」等に関連した教材を作成し、活用することで、学生の意識がASEAN諸国に向くことを確認した。また、本研究は、2本の報告書と論考が掲載される形で終結し、さらにH27年度から3年間、科研ー若手Bとして採択され、発展研究につながっている。
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