本年度は、昨年度行った現地調査を踏まえ、データ分析や仮設の立証などを行った。その中で、改めて、フランスにおけるインターンシップの実態が明らかになったともに、インターンシップを行う回数やインターンシップを行う上での学校側、企業側の体制、インターンシップを取り巻く社会環境等の要因がインターンシップに影響を与える可能性があることが判明した。とりわけ、本研究では、「複数性」や「国際性」をはじめとしたフランス特有のインターンシップの特徴を把握することができたとともに、こうした特徴が学生のキャリア開発に与える効果も検討することができた。
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