研究課題/領域番号 |
25590253
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研究機関 | 福岡女学院大学 |
研究代表者 |
鹿内 信善 福岡女学院大学, 人間関係学部, 教授 (20121387)
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研究分担者 |
伊藤 裕康 道都大学, 美術学部, 准教授 (20295926)
石川 清英 道都大学, 美術学部, 准教授 (40405692) [辞退]
伊藤 公紀 札幌大学, 地域共創学群, 教授 (80265123)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | まちづくり / 看図作文 / 読書 |
研究実績の概要 |
本年度は研究体制に大きな変化があった。ひとつは研究協力者であり,かつこれまで実践を牽引してきた今金町教育長が副町長に昇任し,教育行政からはずれたことである。もうひとつは「読書と作文のまちづくりプロジェクトチーム」代表が町議会議員になったことである。さらに大きな変化は,研究代表者鹿内がフィールドである今金町がある北海道から福岡に異動になったことである。昨年度までの活動体制とは大きく変わったが,読書と作文のまちづくり活動は昨年以上に遂行することができた。これは「読書と作文のまちづくりプロジェクトチーム」がさまざまな変化に対応できる「知のトラスト」に完全に成長できたことを意味する。男の読み聞かせ団体「パイルドライバー」の結成・「大人のためのお話会」など,読書に関わる新規の活動も始まった。昨年から始めた「大人のためのお話会」も特色のあるものとなった。 今年は地域の方々が読み手となる「地域編」の読み聞かせと,初めての取り組みで行政職員が読み手となる「行政編」の読み聞かせが開催された。地域編の平和をテーマとした読み聞かせは戦後70年の節目として開催した。地域から選出されているワーキングメンバー以外には地域のコンクリート会社の社長などの読み手もおり,読み聞かせを通して戦争の悲劇などを伝えた。行政編では平和とのつながりから「命」を読み聞かせテーマとし,行政職員で読み聞かせを行った。教育委員会だけではなく「総務財政課・まちづくり推進課」等の他部局職員にも協力をあおいだ。メンバーには課長職もおり,若手から課長職までが知恵を出し合った良い読み聞かせができた。「読書と作文のまちづくりプロジェクトチーム」による学校現場以外での看図作文指導実践・認定こども園職員の看図作文研修会など看図作文の普及活動もすすんだ。
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