• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2013 年度 実績報告書

スマホ急増によるネット被害から子どもを守るネットリスク教育のカリキュラム開発

研究課題

研究課題/領域番号 25590254
研究機関弘前大学

研究代表者

大谷 良光  弘前大学, 教育学部, 教授 (40333702)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2014-03-31
キーワードスマートフォン / ケータイ / ネット依存 / ネットリスク教育 / カリキュラム開発
研究概要

スマートフォン(以下「スマホ」と省略)に対応したネット・ケータイリスク教育のカリキュラム開発は、(1)前提となる二つの実態調査を実施し報告書を作成・発表した。(2) ①中学生版、②高校生版のカリキュラム開発を行っている(継続中)。
(1)①『スマートフォン全盛時代への警告 ネット依存傾向の実態と対策・提言 調査報告書』(2013年6月)。青森県内の中学3年生(598名)、高校2年生(668名)を対象に実施し、ネット依存傾向者が中学生8%(ネット接続環境が身のまわりにある生徒割)、高校生5%(全生徒割)であった。
②『スマホ全盛時代におけるネット利用状況(被害)調査~デジタルゲーム端末を中心にして~ 報告書』(2014年3月)。青森県内の小学5年生(708名)、中学3年生(1089名)、高校2年生(872名)を対象に実施し、デジタルゲーム端末から何らかの被害を受けている小学生が55.7%もいる実態が明確になった。
(2)上記調査とネットに関する各種全国調査、大谷が提唱する「ネット・ケータイリスク教育論」を踏まえ、中学生版と高校生版のネットリスクカリキュラム開発を実施中である。①中学生版は、携帯電話・スマホの所持率が低い青森県の現状を踏まえ、各学年二コマ、全六コマ設定し、また、スマホに関しては3学年で「スマホの落とし穴」「ネット依存」の研究授業を一校で実施し事前・事後調査を行った。②高校生版は、主に1年生を対象として、「スマホの落とし穴とLINE」「情報発信とネット依存」の二コマの研究授業を二校で実施し検討をしている。これらのカリキュラム開発はカリキュラム評価を行いつつ、現在報告書の作成段階である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2014 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 備考 (2件)

  • [雑誌論文] ネット・ケータイリスク教育論の試み2014

    • 著者名/発表者名
      大谷良光
    • 雑誌名

      弘前大学教育学部紀要

      巻: 111号 ページ: 73-81

  • [備考] ネット・ケータイ利用状況(被害)調査~デジタルゲーム端末を中心として~ 報告書(2014年3月)

    • URL

      http://www.hiro-univ-netpat-otani.com/

  • [備考] スマートフォン全盛時代への警告 ネット依存傾向の実態と対策・提言 調査報告書(2013年6月)

    • URL

      http://www.hiro-univ-netpat-otani.com/

URL: 

公開日: 2015-05-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi