基質応答性を有する走化性粒子の調製を行いこの走化性の検証を行った。軌跡からは大きい運動の挙動の違いは確認できなかった。反応物濃度が低い際と高い際にはほとんど差異がみられなかった。角度変化の自己相関プロットからは、反応物濃度及の際、相関係数は生産物濃度が高くなるにつれ大きくなることが分かった。結果、反応物濃度の増加に応じて若干の移動速度増加と指向性の向上が確認できた。強い指向性と活発な泳動を示さなかった理由として、基質応答の速度が小さいため、泳動に十分な表面張力差を生産できていないことが考えられる。また。ブラウン運動に伴う擾乱により方向が乱されたことは水槽温度の違いより明らかになった。
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