3次元トポロジカル絶縁体の中でもバルク絶縁性を有するBiSebTeSeを対象材料に、このトポロジカル絶縁体表面のスピン運動量ロッキングに起因するスピン偏極状態を観測することを目的として研究を遂行した。当初想定していた手法ではないものの、この材料系において150Kまでのスピン偏極状態の観測に世界で初めて観測することに成功し、米国化学会の権威ある学術誌であるNano Letters誌(インパクトファクター:12.9)に論文は掲載され、多くの招待講演依頼を受けるなど、研究成果は大きな関心を集めることができた。
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