研究課題
挑戦的萌芽研究
ベクトルビームを用いたスーパーオシレーションによって、光の回折限界よりもはるかに小さな光のスポットを形成し、共焦点光学系における超解像イメージングを目指した。そのために、多重リング構造の径偏光ビームを液晶素子を用いて形成し、これを顕微鏡対物レンズで集光し、試料からの蛍光あるいは散乱光像を取得した。波長の四分の一に相当する微小なスポットが形成され、凝集した直径170nmの蛍光ビーズのひとつひとつが明確に判別できることがわかり、従来の光学顕微鏡の限界を打破する分解能を達成することができた。
光工学