本研究の目的は、フェムト秒電子バンチの形状を明らかにするためのElectro-Optic(EO)サンプリング法による電子バンチ計測に用いるプローブレーザー光の開発である。本計測法に必要な広帯域で平坦なスペクトル形状のチャープパルスを、超広帯域光発生や位相補償、波形整形技術、光パラメトリック増幅などを用いて開発を行った。Nd:YAGレーザーの2倍高調波を用いた増幅実験を行い、スペクトルが帯域100nmに渡って平坦でパルスエネルギー38uJのチャープパルスが得られ、EOサンプリング計測に使用可能なプローブ光を開発するという目標は達した。
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