研究成果の概要 |
テスト配位のモジュライ空間の自然なコンパクト化を構成するため, そのモジュライ空間の完備化を系統的に研究した. その著しい成果として, 個々のテスト配位に対して定義される Donaldson-二木不変量が, 指数が無限大に発散するようなテスト配位列に対する不変量として自然に拡張されることが分かった. さらに一般の偏極代数多様体において強K-安定性という概念を導入した. この新しく導入された強K-安定性から漸近Chow安定性が示されることにより,この新しい見方が特殊計量の存在等にさらに色々な応用を生むことも分かってきた.
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