研究課題
挑戦的萌芽研究
研究の最終目標は、世界でも報告のない、波動関数 (位相) の制御により「軌道角運動量をもつ原子ビーム」を生成することである。本研究では、その実現に必要な実験スキームを明らかにし、特殊な形状を有する回折格子等の光学素子の提案を行った。提案する光学素子の作製には、最先端の超微細加工技術、集束イオンビームを用いて試作に成功した。本研究は巨大な軌道角運動量の自由度をもつ原子ビーム生成実現への第一歩となるものである。
ビーム物理、超微細加工