脳の神経回路は、多数のニューロンがネットワークを形成して成り立っている。脳神経回路の解析を進めるためには、複雑な神経ネットワークの構造をトレースして、三次元モデルを構築する必要がある。そこで本研究では、専用のアルゴリズムを用いて三次元像を機械解釈させ、コンピュータによるモデル構築を目的として測定・解析を進めてきた。解析では、ネットワークを構成する線状の構造を検知する方法として、二次元画像で知られている様々な方法を検討し、自動的なトレースを実現した。本研究の一部は米国顕微鏡学会誌Microscopy Today 2015年9月号のFeature Articleとして公表されている。
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