本研究は、超伝導重力計の感度(ナノガル)を超える感度を持つ、「光輻射圧浮上型重力計」の要素技術開発を行った。光輻射圧浮上型では、重力方向に配置されたFabry-Perot 共振器の片方の「軽い鏡」を共振器内部で蓄積された光の輻射圧で浮上させるが、その時にFabry-Perot 共振器の「Optical Spring 効果」を利用する。Optical Springを発生のためには、Fabry-Perot共振器で半共振状態を実現する必要があるが、この時に発生する振動加速効果という問題に直面した。しかし、制御によりその振動を抑え、光輻射圧の効果を確認した。
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