研究成果の概要 |
アントラセンはオプトエレクトロニクス材料の主骨格として用いられている。しかし、潜在的機能をもつと考えられる堅固な平面性大環状パイ共役拡張アントラセンオリゴマーは前例がなかった。本研究では、我々の開発した2,7-ジボリルアントラセンを基盤として、2,7-アントラセン-アセチレン-1,3-ベンゼン-アセチレンユニットから成る配座固定された平面性大環状パイ共役3量体の合成に成功した。そして、この化合物は、溶液中でパイスタックし、ドロップキャスト膜中でパイスタックナノファイバーを形成することを見出した。
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