本研究では一本鎖DNAとローリングサークル増幅(RCA)法と組み合わせてmicroRNA検出する手法を開発することを目的とした。そのために、5-(3-methylbenzofuran-2-yl)deoxyuridine (dUMBF)を含む一本鎖DNAの蛍光特性とRCA法との組み合わせによるmiRNA検出システムの開発を行った。また、UMBFのベンゾフラン環上に種々の置換基を導入した誘導体や7-デアザグアニンの7位にベンゾフラン環を導入したデオキシヌクレオシドと一本鎖DNAも合成しそれらの蛍光特性について調べた。
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