空気の絶対屈折率は、光路長を真空のときと常圧のときとで比較することで得ることが出来る。これは光路長(幾何学長)が真空でも常圧でも一定であることを要求する。10のマイナス10乗の相対精度で絶対屈折率を決定するには、もし光路長が1mの場合、光路長(幾何学長)変化が0.1nm以下であることを要求するのと同じである。本研究では、光学干渉計により、真空時と常圧時の幾何学長変化を捉えこれを能動的に補正するシステムを提案した。また、屈折率変化にともなう光路長変化を周波数から決定する手法に関し提案を行った。10nm程度の能動制御は確認できた。
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