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2015 年度 研究成果報告書

絶滅生物のバイオメカニクス―未知なる形の機能性を探る

研究課題

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研究課題/領域番号 25630047
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 流体工学
研究機関新潟大学 (2014-2015)
東京大学 (2013)

研究代表者

椎野 勇太  新潟大学, 自然科学系, 助教 (60635134)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード生物物理 / 流体工学 / 流体 / 層位・古生物学 / 進化形態学
研究成果の概要

絶滅した生物には,特定の機能に特化して進化し,逆にそのせいで絶滅した「失われた機能デザイン」の例が多い.そこで本研究は,現代にはない新たな機能性の着想を目指して,すでに絶滅した翼形態型腕足動物の殻形態を用いて流体力学的研究を行った.流水実験および流体解析の結果,激動な浅海環境に適応を遂げた翼形態種パキシルテラは,流体力学的に不安定な姿勢を取りつつも,きわめて安定した渦様の濾過摂食水流を形成できることがわかった.このような“受動的渦流発生体”は,殻まわりの水流に応じて適切に殻を開閉し,ロバストな機能性を生み出していたことが明らかになった.

自由記述の分野

層位・古生物学

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公開日: 2017-05-10  

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