活動中の火山において,火山の火口近辺に堆積した火山灰の厚さ分布や組成を観察するため,無人ヘリコプタ投下型の小型探査ロボットによる観察システムが有力視されている.そこで,本研究では,不整地斜面を効率的かつ高速に下ることが可能な,小型移動ロボットの研究開発を進めてきた.平成26年度までに,本体を転がす方式のロボットプロトタイプを製作し,フィールド試験を実施した.また,この試験結果を元に,平成27年度には,この試験で明らかとなった問題点を克服するための新たな小型移動ロボットに関する設計と製作を行った.
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