研究課題
本年度は、以下の研究成果を得た。1) 提案手法であるシンボル近似に基づくMIMO検出アルゴリズムを従来の2x2MIMOシステムから3x3MIMOシステムへ拡張するとともに、変調方式についてもリング比が非対称のAPSK方式へ拡張して評価した。その結果、これまでと同様、最尤検出方式に近接する誤り率特性が得られることを確認した。2) 移動体通信への応用を考慮し、無人航空機システムに対してバーチャルMIMOに基づくダイバーシティ受信方式の提案し、その特性評価を行い有効性を明らかにした。
2: おおむね順調に進展している
当初計画どおり、従来の2x2MIMOシステムから3x3MIMOシステムへアンテナ数を拡張した際にも、良好な特性を得られることが確認できた。また、関連研究成果として、国内発表2件、国際会議1件の発表を行った。
今後は、さらに多値化した際のMIMO受信特性の改善、およびアンテナ数のさらなる増加へチャレンジする。
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (3件) (うち招待講演 1件)
2014 IEEE 80th Vehicular Technology Conference (VTC Fall)
巻: 1 ページ: 1-5
10.1109/VTCFall.2014.6965849