骨内イメージングが可能であることを確認するため,単一振動子の素子を制作し,実際の骨を用いた反射波測定実験と反射波データの取得ができるようにした.食用牛の脊椎を用いた反射波計測実験を実施し,孔底と素子間の多重反射の状況,脊椎内部からの反射波,散乱波の状況等を検討した.直接反射波除去フィルターを開発した.超音波の中心周波数を3.5MHz,10MHz,15MHzで検討し,1mmから3mmの骨厚を測定する場合,10MHzが最適であることを明らかにした.本研究で得られた結果を基に,脊椎穿孔時のモニタリングシステムと方法に関する特許出願準備を行った.
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