研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究では,発電所や工場から排出されるCO2を分離,回収し,地下数千メートルに封じ込める二酸化炭素地下貯留や,地下数百メートルのオイルサンド層に高温高圧で水蒸気を圧入し,重質油の粘性を上げて回収するスチーム補助重力排油法の坑井において,有害ガス漏洩防止に有効なセメントの開発を目指した.その結果,既存の油井セメントにシリカ,フライアッシュを混和することは,力学的劣化の抑制,ガス漏洩防止に有効であることが示唆され,ポリマーも種類によっては,CO2による化学的劣化の抑制に効果があることが示された.
コンクリート工学