IT技術の進展やスマートフォンの急速な普及により,我々はサイバー上の見えない都市(インビジブルシティ)に依存しつつある.その店舗や施設からの情報を「見える化」するプランニング戦略が重要である.本研究の成果の一例として,サイバー空間から実空間へ誘導を行うO2Oという発想を活用し,実空間への集客を通じて街の賑わいを創出する効果を計測した.具体的には実態調査を通じ,O2Oを発生させるための諸要因をモデル分析から定量化した.その結果,ネット通販の取り扱いと,実店舗・施設への集客が補完関係にあること,ネット広報に対する広報実施者の熱意や若さが,集客を発生させる上で重要なことが示唆された.
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