研究課題/領域番号 |
25630218
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
内田 敬 大阪市立大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (60203535)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 交通工学・国土計画 / 芸術諸学 |
研究概要 |
【研究の目的】美術館や博物館は、社会の文化インフラとして期待されながら、現状は「無駄な箱モノ」の代表とされることが多い。本研究は、「美術館キュレーターズTV(CTV)」と称する動画コンテンツのインターネット配信に着目して、既存の美術館等の資産を文化インフラとして有効活用するための方法論を明らかにしていく。2種の受益者:1)CTVコンテンツ聴取者、2)実空間におけるエリア(美術館等の周辺住民コミュニティ)の両面から、CTVの効果を調査・分析し、文化インフラ機能拡充機能を発揮するための方法論――CTVコンテンツのあり方、ならびにその活用方法――を明らかにすることを目的とする。芸術学分野とインフラ計画分野の研究者が連携して、実践的に研究を進めていく。 【研究計画・成果】研究活動内容は大きくは1)CTV作成、2)インパクト評価、に2分される。1)CTV作成は、全国美術館会議加盟館をフィールドとして進める。2)インパクト評価は、インターネット(CTV視聴者)ならびに、近畿地方の2都市・2館をフィールドとする。 研究初年度にあたる平成25年度は、1)に関して、研究協力者らによるCTVコンテンツ作成ならびにwebによる公開が開始された。2)インパクト評価に関しては、一般市民を対象とする対面調査、web調査を第2年度(平成26年度)に実施するための準備として、オフライン環境で高精細画像を視聴してもらうためのCTVコンテンツ作成、webアンケート調査の基本設計を実施した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
CTVコンテンツの作成・充実に関しては、研究協力者らの独自活動が想定よりも順調に進み、その成果を利用できることとなった。したがって、経費の執行は当初計画よりも少額で済み、執行が遅れているが、研究活動内容は予定通りに進行している。
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今後の研究の推進方策 |
前項に記したとおり、予算については初年度に効率化が達成できたことから、今後は、その予算を有効に活用するべく、研究内容・項目はそのままに、当初計画よりもアンケートなどの調査規模を拡大して進めていく。
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次年度の研究費の使用計画 |
当初計画ではCTVコンテンツの作成のための取材出張旅費、出演者への謝金、撮影スタッフ等への業務委託費などに多額を要することを見積もっていた。しかしながら、幸いなことに、CTV作成ならびにweb公開を主体的に担っている研究協力者が独自にそれら経費の多くを賄うことが可能となったため、本年度使用額は少額で済み、次年度使用額が生じることとなった。 次年度に予定しているアンケート等について、当初計画よりも規模を拡大してデータ信頼度を向上することに使用する。
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