本研究課題では、LNA/DNA混合オリゴのアンチリボソーム効果を確認するため、まずはin vitroでの遺伝子の発現抑制実験を行った。実験の結果、設計したLNA/DNA混合オリゴは添加する濃度を増加させると効果が高まる事、また標的部位によっては阻害効果が弱まることがわかった。次にE.coli AS19株を用いて増殖阻害実験を行った結果、高濃度のオリゴを使用しても阻害効果が見られなかった。そこで、ペプチドを付加したオリゴを用意し同様に実験を行った結果、ある程度の阻害効果は確認できたが、今後より詳細に実験を進める必要がある事がわかった。
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