研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究では,名古屋大学に設置された反応科学超高圧走査透過型電子顕微鏡を用いて,自動車排気ガス浄化触媒であるセラミックス担持金属微粒子表面に吸着するガス分子の可視化を行い,実際の化学反応活性点を明らかにすることを目的とした.新しい合金系触媒であるSiO2担持Au-Ni微粒子に実際にエネルギーフィルタースペクトラムイメージング法を適用し,NO及びCO分子の吸着の様子をコントラストとして可視化することに成功した.また得られたデータに多変量解析を適用し,ガスのスペクトルを分離し,吸着ガス種の同定についても技術確立をおこなった.現在論文を執筆中である.
ナノ材料科学