研究課題
挑戦的萌芽研究
プロトン輸率tH=1のリンケイ酸塩ガラスファイバーの先端を1μm以下に先鋭化し、これをエミッターに用いた全く新しいイオン銃を作製した。ガラス転移温度以上に加熱することで、1 kV/cmを越える電界強度あたりからイオン放出に伴う電流を観測した。ポリアニリンに対してイオン注入を行ったところ、水素添加やベンゼン環の開裂反応が生じ、先鋭化したガラスファイバー先端からH+が電界放出されることを実証した。また手のひらサイズの小型試作機においてもH+放出を確認した。
機能性ガラス材料