SWPの物理特性を解明するため、単純形状チャンバのSWP発生器を構築し、銅表面のぬれ特性を調査した。SWP特性を従来手法(ボルツマンプロット、PAP、ダブルプローブ)、新たにCR(衝突-輻射)モデルを構築して電子温度を探った。二波長マッハツェンダ法の可能性についても調査した。ぬれ特性はチャンバ内位置によって変化し、電子励起温度はArが約4000Kで、酸素より2000Kほど高い。電子密度は10の(11~12)乗個/ccで中央部が高い。CRモデルから電子温度は26700Kと推定され、これはダブルプローブによる28400Kに近い。二波長マッハツェンダ干渉法は干渉縞が観測されその可能性を確認した。
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