ナノ粒子分散液にレーザー光を照射する液中レーザー溶融法を用いて、2成分ナノ粒子原料から合金サブミクロン球状粒子生成のメカニズム解明を目指した。レーザー光をAuナノ粒子と酸化鉄ナノ粒子の混合エタノール分散液原料に照射することで、酸化鉄が還元されFeとAuの合金サブミクロン球状粒子が得られた。全組成域でサブミクロン球状粒子が得られ、Auの低濃度領域では相分離、高濃度領域では均一分散していることがわかった。また、レーザー照射時間を長くすると平均組成が熱平衡組成に近づくことから、非相溶性合金組成サブミクロン球状粒子合成には短時間レーザー照射が有効だった。
|