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2014 年度 実績報告書

界面分子制御による無電解めっき反応を利用したメタルカプセルの調製

研究課題

研究課題/領域番号 25630344
研究機関岡山大学

研究代表者

小野 努  岡山大学, 自然科学研究科, 教授 (30304752)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2015-03-31
キーワードマイクロカプセル / 無電解めっき / 界面 / 磁気材料 / パラジウム / 触媒
研究実績の概要

本研究ではマイクロカプセルの更なる機能化を探求する目的で,「無電解めっき反応」に着目し,マイクロカプセル上への金属結合された層の構築を目指してきた。様々な界面での無電解めっき反応機構の実験結果から,表面における金属触媒の担持が極めて重要であり,スズを用いてパラジウム触媒を効率良く担持できれば,様々な界面への金属めっき膜の導入が可能であることが明らかとなった。
無電解めっき反応機構が明らかになった結果,当初の目標であった液液界面や気液界面への直接金属膜の導入は,本研究期間内に実現することができなかったが,得られた知見から,今後それらの界面に高効率でパラジウム触媒を析出担持する手法の可能性を見いだすことができ,本研究期間終了後でも,液液界面や気液界面への無電解めっき反応を継続して研究することとした。
一方で,無電解めっき反応条件を検討してきた結果,溶液pHの制御によって無電解めっき反応によって生じるニッケル粒塊のサイズが変化し,それにともなって磁気特性も制御できることが分かった。これによって,無電解めっき反応によるマイクロカプセルへの磁気特性の付与が可能になり,当初予定していなかったマイクロカプセルの機能化を実現することができた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2014

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 無電解Ni-Pめっきを用いた機能性マイクロカプセルの調製2014

    • 著者名/発表者名
      恒吉俊彦,小野努
    • 学会等名
      化学工学会中四国支部大学院生発表会
    • 発表場所
      RCC文化センター,広島
    • 年月日
      2014-12-05 – 2014-12-05
  • [学会発表] 金属膜を有する複合マイクロカプセルの調製2014

    • 著者名/発表者名
      恒吉俊彦,小野努
    • 学会等名
      第18回高分子ミクロスフェア討論会
    • 発表場所
      福井大学
    • 年月日
      2014-11-05 – 2014-11-07
  • [学会発表] Preparation of metal / polymer composite particles using electroless-deposition on polystyrene beads2014

    • 著者名/発表者名
      Toshihiko Tsuneyoshi, Tsutomu Ono
    • 学会等名
      Frontiers of Polymer Colloids 2014
    • 発表場所
      Institute of Macromolecular Chemistry, Academy of Sciences of the Czech Republic
    • 年月日
      2014-07-20 – 2014-07-24

URL: 

公開日: 2016-06-01  

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